【A評価】教育・学校心理学②(東京福祉大学)「子どもの「不適応行動」について述べよ。」

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    資料紹介

    東京福祉大学心理学部通信課程の「教育・学校心理学」のレポートです。A判定と「不適応行動とストレスの関係が述べてられており、とてもよく書けている」という所見を採点者よりいただいたものです。参考になれば幸いです。
    設題:「子どもの「不適応行動」について述べよ。」

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    「子どもの「不適応行動」について述べよ。」

    1.子どもの不適応行動の現状
    不登校や引きこもり、いじめ、自殺、非行・暴力などは、子どもの不適応行動と呼ばれる。これらの不適応行動は表面化しないケースもあり、実態を正確に把握することは困難ではあるものの、令和2年度の文部科学省の調査では、小・中学生の不登校児童数は196,127人、小・中・高校生の自殺数は415人と報告されている。また、令和元年度の法務省のデータでは、少年による刑法犯検挙人員は26,076人となっている。それぞれ10年前のデータと比較すると、刑法犯検挙人員は大幅に減少しているものの、不登校児童数は+76,236人、自殺数は+259人と、少子化にも関わらずその数は増加傾向にあり、子どもの不適応行動を取り巻く状況は依然として深刻であると言える。このような不適応行動の要因の解明は、教育心理学の関心領域の一つであり、様々な研究が行われている。以下では、心理学研究の知見を基に、子どもの不適応行動が生じる仕組みについて考察する。

    2.不適応行動とストレス
    そもそも適応・不適応とは、個人と環境の関係を指す概念である。不適応とは、生活環境...

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