東京福祉大学のレポートです。
所見として「主張や考えが随所にみられており説得力がある」と高評価頂いております。
【設題1】 体育の目標,特性,領域を整理し,体育学習において子どもに身に付けさせたい内容について述べよ。
約10年に1回の頻度で学習指導要綱は改訂される。これは将来に生きる子ども達の為に学校教育をより良くしていくことを目指しており、急速に変化する現代社会において学校教育の担うべき役割や機能する条件が変化することに対応する為である。加えて、子ども達の将来の幸せを第一にと考えるのであれば、教職者は未来を予測し、「将来を生きる子ども達の為に」をモットーに、教育方法を実践する重要性と不可欠さを常に認識しなければならないのである。
本レポートでは、まず、これからの時代に求められる体育科の役割を論述する。そして新しい学習指導要綱における体育の目標、特性、領域を整理した後、最後に、体育学習において子どもに身に付けさせたい内容について述べる。
まず始めに、これからの時代にとって体育科の役割はさらに重要度を増すこととなるであろう。その理由は豊かになった日本の社会環境に原因がある。従来、体育とは運動を介し知識や運動技能、判断力や思考力などを成長させ、強いて言えば人間性などの人間的資質や能力をも育成する...