東京福祉大学のレポートです。
所見として「少子化の現状や懸念などを論述しており、良くまとめられている」と評価いただいております。
【【設題1】 少子化社会における児童・家庭福祉のあり方について述べよ。
今日の日本では、少子高齢化が進み、深刻な社会問題となっている。総務省統計局の2019年5月発表の「人口統計」によると、日本人の総人口は1億2620万人である。まず、日本の人口構造を考察する為に総人口を、我が国の法律で働き始める事の出来る15歳と多くの企業で定年後の継続雇用が終わる65歳をそれぞれ区切り目とし3つの区分に分けると、2019年4月に公表された2018年10月現在の年少人口と呼ばれる0歳から14歳の割合は12.1%、生産年齢人口と呼ばれる15歳から64歳の割合は59.5%、そして老人人口と呼ばれる65歳以上の高齢者の人口は28.3%となっている。(総務省統計局;国税調査及び人口推計より)
これから考察できるように、子どもが少ない一方、高齢者の割合が多いことがわかる。公的年金などの社会保障制度の見直しを進めていかないと国民生活の基盤が根底から揺らいでしまうことに繋がりかねない。この人口の偏りの主な理由として、出生率の低下と平均寿命が延びたことが挙げられる。
厚生労働省・人口動態統計によると、過去の194...