東京福祉大学のレポートです。
所見として「よく理解しているが、体力とスキャモンの発達曲線について内容を組み合わせるとより良い」とコメントを頂きました。
【設題1】幼児期の運動遊びの必要性について述べよ。
幼児期での保育は、子どもの生涯にわたる人格や性格を形成する為の基礎を培う重要な時期である。それは子どもが様々な遊びを通して心と体を育む大切な時であり、我を忘れ、時間を忘れて遊びに夢中になっている姿は、五感を研ぎ澄ましている肝要な時でもある。例えば、遊びを通じて、友達とのトラブルや葛藤を体験し、挫折感や成功感なども味わう事ができ、子どもの成長に大きな意味を持つ。また、子どもは知恵を使い、創意工夫をし、時には試行錯誤もする。つまりは人間形成の基礎となる情緒や社会性、自主的な意欲、体力や持久力など、健全な生活を営む為に必要な要素を遊びから培っていく。それは多方面での心身の発達において、相互に作用・関連し、総合的に発達していく事なのである。言い換えれば、幼児にとって遊びは生活そのものである。
本レポートでは、まず、体力の分類について、概して論述する。そして、子どもの成長に必要不可欠である、幼児期における「運動遊び」とは何かについて触れ、その後、幼児期に運動する事の必要性をスキャモンの発育曲線を踏まえて述べる。
まず、体力は身体の内容となる筋...