骨格

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    骨格
    骨格(こっかく、骨骼とも書く)とは、関節で結合した複数の骨および軟骨によって構成される構
    造のことを指す。転じて、基本的な構造一般を言う表現に使われる場合もある。

    骨格は、大きく分けて2種類あり、脊椎動物が体内に持つ骨を中心とした構造体である内骨格と、
    昆虫等の節足動物が体表を覆う外骨格である。カメの甲羅や貝類の貝殻も、骨格の1種に含まれる

    骨格には2つの役割が有る。1つは本来は柔らかい体組織を、骨格が支柱となって支える事である。
    もう1つは体組織の保護であり、脊椎動物の場合は頭蓋骨と胸郭が脳や心臓・肺などの重要な臓器
    を守っている。外骨格は体全体を覆い防御することが第1の機能であり、陸上に棲む種では乾燥か
    ら身を守ったり、硬い殻を持つ卵を産む生物へカルシウムを供給するなど、その生態や生活環境な
    どに応じた様々な役割も持つ。
    また骨格は生物の身体で最も固く、リン酸カルシウムなどの無機物を豊富に含む組織であるため、
    化石として残り易い。化石によって骨格が判明した場合には、既に絶滅した生物が、どのような体
    躯を持ち、どのように生活していたのかを把握する手がかりを与える。

    出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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