慶應通信_合格レポート_哲学

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    資料紹介

    慶應義塾大学通信教育課程
    総合教育科目「哲学」の合格レポートです。
    レポート課題:クリプキの厳格指示子について説明せよ

    あくまでもレポート作成の参考としていただき,コピペによる流用はなさらないようにお願いします。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    哲学
    クリプキの厳格指示子に関する説明

    はじめに
    本レポートは、クリプキの厳格指示子(注1)に関する説明を行うことを目的としている。
    厳格指示子とは、ソール・クリプキが主張する概念であり、全ての可能世界にて常に同一の対象を指し示す表現と定義することができる。
    クリプキは,1970年に行った,後に『名指しと必然性』として刊行される一連の講義において,『フレーゲとラッセルに由来(注2)』する固有名論に対する批判として,厳格指示子の概念を提唱し,このことは『分析哲学のイメージを一新(注3)』する重要な業績として評価されている。
    本稿では,フレーゲとラッセルが主導した固有名理論を踏まえつつ,厳格指示子がどのような概念であるかを述べることで,設問に対する解答としたい。

    第1章フレーゲとラッセルの固有名論
    「はじめに」で述べたとおり,厳格指示子の概念は,フレーゲとラッセルが主導してきたそれまでの記述理論に対する批判として提唱されたものである。ゆえに,クリプキ以前の記述理論について知らなければ,厳格指示子について理解することは難しい。本章では,これらの記述理論について概観する。

    (1)フレーゲ...

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