教科書『教育の方法 (放送大学叢書)』を読んで学んだことのうち、実際に授業をデザイン、実施する際に重要だと考えるポイントを 5 つ指摘し、1各ポイントの概要、2それ らがなぜ重要だと考えたのかについて自らの考えた授業事例と関連付けて説明しなさ い。
1.序論 授業について
授業と言われると、私は決まった席に座って教科の先生の板書をひたすらノートに書き、プリントの空欄を埋める作業を思い出す。宿題・課題を提出することと学期ごとに行われるテストの点数によって成績が決まり、進学や就職では面接や学力調査と同じようにその成績も重要視される。期日通りに与えられたタスクを達成することは社会人にとって必要なスキルではあるが、先生の言った事を順々に終えていくことが自身の評価に繋がる作業のようにも感じていた。また、そこに自身としてのアイデンティティがなく、自分は他の誰でもよい存在であるようにも感じられていたのでモチベーションを学校生活ではなく、自身の将来への意欲から保つことしかできなかったように思う。私は一連の作業を繰り返す、単調なものではなく、積極的に参加したくなるような授業をデザインできる教員になりたい。なお、本レポートの教科書である佐藤学(2010)『教育の方法』からの引用は本文中にページのみ()内に示すこととする。
2. 本論① 重要なポイント
授業をデザインしたり実施したりする際に大切だと思うポイントは次の5つである。まず1つ目は「創造...