【課題】
ピアジェの発達論にもとづいて、子どもの思考の発達について述べなさい。
一発合格レポートになります。参考文献は配布された教科書中心ですので、ぜひ参考にしてみてください。
本稿ではピアジェの認知発達段階理論にもとづいて、子どもの思考の発達について述べる。
まず、ピアジェの認知発達段階理論について述べる。ピアジェは、個人は周りの世界を理解するシェマ(スキーマ)と呼ばれる認識を持っており、それを同化と調節の2つの働きによってつくり替えていくことが、認識の発達であると考えた。(杉本・西本・布施2020)同化とは環境からの情報を自分のシェマに合わせて取得すること。調節はシェマを環境に合わせてつくり変え情報を取得することを意味している。この2つの繰り返しで認識の発達をしていくとピアジェは考えたのである。そしてこの認識の段階を➀感覚運動期、➁前操作期、➂具体的操作期、➃形式的操作期の4つに区分したものが、ピアジェの認知発達段階理論である。
➀感覚運動期は、誕生から2歳ごろまでである。この時期の特徴は、言葉ではなく自分の感覚と運動能力によって周りの理解をしようとすることである。誕生からすぐに反射が見られるが、ピアジェは「反射のシェマ」と名付けた。この反射が見られなくなった後から、感覚と運動能力での理解が始まる。さらに、この感覚運動期は6つの段階に分けられている...