2021年度 明星大学通信教育学部 教育相談の基礎と方法 2単位目の合格レポートです。
<課題>
1. 発達障害のある子どもを通常学級においてどのように理解し支援したらよいか。自閉症スペクトラム障害、ADHD、学習障害のなかの1つを取り上げ、障害のメカニズムと支援について述べなさい。
2. 「いじめ」「不登校」「障害のある、あるいはそれを疑う子どもの保護者への支援」「困った保護者への支援」の問題のうち、いずれか1つを選んで、その考え方と支援の方法を述べなさい。
※本レポートでは、課題1に「ADHD」、課題2に「不登校」について論じています。
<講評>
課題の設問に、概ね解答されていましたので、本レポートは合格です。
参考文献:
『教師のための教育相談 日常から子供に向き合うインクルーシブな発達支援』西本絹子著、2018 (萌文書林)
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【2単位目】
1.発達障害のある子どもを通常学級においてどのように理解し支援したらよい
か。自閉症スペクトラム、ADHD、学習障害のなかの1つを取り上げ、障害のメ
カニズムと支援について述べなさい。
※本レポートでは「ADHD」を取り上げ、論じています。
【回答】
ADHDとは Attention Deficit Hyper Disorder の略称で、不注意・多動性・衝
動性を特徴とする、行動のコントロールに関する障害である。その行動の特徴
は一様ではなく、不注意が優勢なタイプ、多動衝動性が優勢なタイプ、その 2
つが混在するタイプがある。また ADHDの子どもには自閉症スペクトラムを併発
する場合があり、学齢期には LDの状態が認められることもある。
ADHDの原因は明確になっていないものの、脳の実行機能、遅延報酬系、時間
処理の 3 つの機能に障害があるとする説がある。実行機能は計画を立て、記憶
を動員しながら新しい情報を処理して行動を進める能力である。これがうまく
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