星槎大学、衛生学の科目修得試験のレポートです。
ご参考になれば幸いです。
このレポートでは、将来体育教員になる者の立場から、教師のメンタルヘルス失調やバーンアウトの予防についてどのようなことができるかを検討したい。予防策を考える際には、まずは教師がメンタル失調に陥る原因をメンタルの側面、学校の構造的な側面、法律的な側面から考察し、その上で解決策を模索していきたい。
まず第一に教師のメンタルの側面から検討する。教師の仕事は授業、部活動、事務仕事など多岐にわたっている。また、基本的には対生徒の仕事であるから、A という生徒に通用した指導も B という生徒に通用するかといえば当然そうでないことも生じてくる。さらに「人を育む」という目標は例えば「売り上げを○○円あげる」といったような目標とは異なり、終わりが見えない。このような職種であるので、「自分のやるべきことは何なのか」「自分のやりたいことは成し遂げられるのか」といったような把握可能感覚や処理可能感覚の部分に大きく負荷がかかるといえる。このため、他の教員と連携して常に業務上の課題を客観視し、解決のための計画を立て、「できること」と「できないこと」の分別をし、業務をできるだけ把握可能にし処理ができる見通しを持たせ...