【PL2010】知的障害者の心理 2単位目 1発合格レポートになります。
講評では、「大変評価できる」との高評価をいただいております。詳しい講評は下記にのせてあります。
≪テキスト≫
『実践に生きる特別支援教育』島田博祐・星山麻木編(明星大学出版部)
『障害児者の教育と生涯発達支援』第3版 梅永雄二・島田博祐編著(北樹出版)
≪課題≫
⑴「知的障害児者に対する就労支援のアプローチ、手法(課題分析・職務分析等)に関して述べよ
⑵「知的障害者の生涯学習の支援の現状と課題に関し、述べよ」
≪講評≫
⑴障害者の認知や知的能力の特性から生じる就労・移行支援に関する現状を概述し、問題提起が為されている。そして、問題を解決するための方略である課題分析などの支援技術が詳しく述べられているため、知的障害者の就労支援についての概要がとらえられており、大変評価できる。
⑵知的障害者の生涯学習のバックグラウンドとなる法的根拠や法整備の現状について触れられている。また、実際に提供されている様々なリソースを紹介できており、現在の生涯学習と課題を正確に述べようとしている部分が評価できる。加えて、生涯学習の問題を実際の生活や自立と合わせて論じており、より深い理解が得られていると感じられる。大変評価できる。
皆様の参考になれたら幸いです。
PB2010 知的障害者の心理 2 単位目レポート
≪課題≫
⑴ 「知的障害児者に対する就労アプローチ、手法(課題分析・職務分析等)に
関し述べよ」
⑵ 「知的障害者の生涯学習の支援の現状と課題に関し、述べよ」
≪ここから本文≫
⑴学齢期を過ぎ青年・成人期に達すると、それまでの学校という守られた環境から、「自
立」した個人として社会に対し一定の役割・責任を果たし、自らのキャリアを構築してい
く事が求められる。障害をもった人々も、社会参加・職業的自立をしていくことが大切で
ある。国の制度としても、障害者雇用制度の採用、障害者雇用納付金制度、職業リハビリ
テーションの実施など障害者雇用への支援の推進がある。ここでは、知的障害児者に対す
る就労支援アプローチとその手法について述べていく。
まず、就業支援のプロセスは大きく分けて次の 3 つの段階に整理することができる。は
じめに「①職業に関する方向付けを支援する段階」である。ここでは、職業指導や職業評
価を行い、個人の仕事に対する考えや、希望する職種、障害特性など、個々の状況を整理
することが大切である。
次に「②職業準備性向...