【PL2010 】知的障害者の心理 1単位目 1発合格レポートになります。講評も、「大変すばらしいレポートである」「大変評価できる」と高評価をいただいております。詳しい講評は下記にのせてあります。
≪テキスト≫
『実践に生きる特別支援教育』島田博祐・星山麻木編(明星大学出版部)
『障害児者の教育と生涯発達支援』第3版 梅永雄二・島田博祐編著(北樹出版)
≪課題≫
⑴「知的障害者の定義と分類、支援ニーズ、病理型ダウン症と生理型の軽度知的障害児特性と配慮事項に関し、述べよ」
⑵「教育におけるアセスメントの重要性、代表的な検査アセスメントとしてのWISC4の内容と教育的指導への活かし方に関し、具体例を挙げて述べよ」
≪講評≫
⑴知的障害者の医学・診断的基準が正しく述べられている。さらに、ダウン症・軽度知的障害など、知的障害の形態による生理的・認知的・心理的特徴が述べられており、知的障害という単一症候群の中でも、配慮すべき特徴や支援のポイントが異なることが十分把握されている。大変すばらしいれぽーちであると評価する。
⑵教育におけるアセスメントの目的や意義が必要十分に紹介されている。そして、アセスメントの手段に関しても、具体例を交えつつ述べられている。さらに、教育領域で代表的に使用されるウェスクラー式知能検査の特徴、運用方法から、実際に教育活動へ生かすためのポイントまで過不足なく論述されており大変評価できる。
みなさまの参考になれたら幸いです。
PB2010知的障害者の心理 1 単位目レポート
≪課題≫
⑴ 「知的障害者の定義と分類、支援ニーズ、病理型ダウン症と生理型の軽度知的障害児
特性と配慮事項に関し、述べよ」
⑵ 「教育におけるアセスメントの重要性、代表的な検査アセスメントとしての WISC4の
内容と教育的指導への活かし方に関し、具体例を挙げて述べよ」
≪ここから本文≫
⑴ 米国知的・発達障害協会は、知的障害について「知的障害は、知的機能と適応行動(概
念的、社会的および実用的な適応スキルで表される)の双方の明らかな制約によって特徴
付けられる能力障害である。この障害は 18 歳までに生じる」と定義している。
知的障害の分類については、これまで知能検査の結果により次のように区分されてきた。
軽度は IQ50~55 からおよそ 70、中等度は IQ35~40 から 50~55、重度は IQ20 ~25 から
35~40、最重度は IQ20~25 以下である。しかし、この知能指数を測る測定と解釈には多
くの課題と心理測定上の問題があることが指摘されている。知的障害の程度において、知
的指数のみに基づく単一の観...