2021年日本文学史 第1・ 第2課題リポートセット

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    2021年度 日本文学史 リポート2題です。課題について的確に説明され、よくまとまったレポートとの評価を頂きました。

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    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    第1設題
    上代、中古、中世、近世の文学の特質を、それぞれの時代の特性をふまえつつ、下記の
    諸作品を例にして具体的に説明せよ。
    〈古事記・万葉集・古今和歌集・女流日記(女性によって書かれた日記)・源氏物語・平
    家物語・徒然草・近世小説〉
    緒言
    日本文学の歴史を時代区分に分けると、上代(奈良時代まで)、中古(平安時代)、中世(鎌
    倉から安土桃山時代)、近世(江戸時代)、近現代の5区分に分けることができる。
    本課題は、古事記・万葉集・古今和歌集・女流日記・源氏物語・平家物語・徒然草・近世
    小説に関して、それぞれの時代の特性をふまえつつ各時代の文学の特質をまとめた。本課
    題は、国語教育プロジェクト編著「原色シグマ新国語便覧 ビジュアル資料 文英堂 2017」
    の内容を参考としたものである。
    1.上代の文学
    弥生時代から平安京遷都までを文学史では上代と呼ぶ。古代人の生活の中での神に対す
    る祈り、神事から文学や演劇の基盤が認められる。文芸の始まりは、口承の言葉によって
    なされた表現で、その内容は、音楽的・演劇的要素も含んでいた。語りの中で伝えられた
    神々の説話は、八世紀、『古事記』お...

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