教育原理Ⅰ 評価B 「テキストをよく理解した上で、人間観が教育観に及ぼす影響について論じなさい」
聖徳大学 保育科
参考文献
{教育原理}聖徳大学短期大学部通信教育部
聖徳大学短期大学部通信教育部 平成26年5月1日
{やわらかアカデミズムよくわかるシリーズよくわかる教育原理}汐見稔幸
株式会社ミネルヴァ書房 平成26年10月10日
1、はじめに
人間観とは、「人間とはこういうものだ、こうあるべきだ」等の人間に関する捉え方の事
であり、教育観とは、教育をする上で「教育とはこういうものだ、教えられる側には、こ
うなってほしい」等の思想である。
人間とは、誰しも特定の人間観を持っている。それは、教育を行う教育者にも言える事
である。教育者は、自分の持つ人間観を土台に教育観を考えるようになる。教育者は、自
分の持つべき人間観の理想に近づけるべく、子どもを育て、成長させていきたいと考える
だろう。一方で、自分の人間観から大きく反した子どもに対しては、思わず困惑してしま
うだろう。
しかし、子どもは一人一人個性があり、その子の持つ気質や性格、今まで育ってきた環
境など、違って当たり前であり、教育者は一人一人と向き合い、教育を行わなければなら
ない。その為、特定の人物観や価値観に囚われず、柔軟に受け入れられるような、寛容さ
が必要不可欠である。その為には、自分以外の様々な人々の人間観や、思想、教育観など
を学ぶ必要がある。
本レポートは、これまでの歴史の中でどのような人間観、教育観があったのかをまとめ、
我々が持つべき...