読書感想文『夏の庭』を読んで

閲覧数4,683
ダウンロード数2
履歴確認

    • ページ数 : 6ページ
    • 会員770円 | 非会員924円

    資料紹介

    新潮文庫 平成6年発行 湯本香樹実著 「夏の庭」
    中学生向けの読書感想文です。
    昔に書いたものが押し入れから出てきたので参考にされる方がいらっしゃいましたらご活用ください。
    原稿用紙5枚の読書感想文という夏休みの課題があり、大変でしたので、是非ご参考に

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    『夏の庭』を読んで
    「夏の庭」は、国語の先生のおすすめでした。とても面白いと紹介されましたが、すぐに読もうとは思えませんでした。なぜなら、その本を初めて手にしたとき裏表紙のあらすじに「死ぬ瞬間をこの目でみるために。」という言葉が書かれていたからです。私はねそれをとても不快に感じ、素直に読む気持ちにはなれませんでした。まるで、人の死を楽しむかのような言葉が、どうしても理解できなかったからです。死とはそんなに明るいものではありません。まして、死ぬのを待っているような言動は、好奇心からでも決して抱いてはいけないと思います。しかし、そう思っていたのに、この本を読んでみようと思い立ったのはこんなきっかけからでした。
    私は今年、生まれて初めて葬儀に参列しました。それは、同級生のお父さんのものでした。クラスの代表で参列したその葬儀は、悲しみと寂しさが入り混じった大変辛い時間でした。普段はムードメーカーである彼の姿は、当然のことながらどこにもありませんでした。
    沈痛な面持ちの彼がとても痛々しく見えました。彼のお父さんをよく知らない私でさえも自然と涙があふれ、今も頭から離れません。
    死とはそういうものな...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。