1. 目的
ハムやソーセージなどの食肉加工品中の亜硝酸イオンの定量を行う。
さらに既知濃度の亜硝酸ナトリウムを試料に加え、算出された定量値から本実験の添加回収率を検討する
.方法
1−2個の乳鉢に細かく切った試料約2.5gを入れた
2−一方の乳鉢には蒸留水5mlと飽和ホウ酸ナトリウム溶液を入れ、他方には蒸留水4.5ml、飽和ホウ酸ナトリウム溶液1ml、第一亜硝酸溶液を0.5mlいれてすりつぶした。
3−両者の内容物が均一になったところでフェロシアン化カリウム溶液を1ml、続いて酢酸亜鉛溶液を1ml、蒸留水を適量加えた
4−両者の内容物をすりつぶしながら約30分間抽出した
5−乳鉢内の研磨物をろ過し、ろ液をこぼさないように20mlのメスフラスコにうけた
6−乳鉢やろ紙上の固形物を少しずつ蒸留水で洗いながらろ液を20mlにした
7−検液の0.2mlをとって試験管にいれ、これに蒸留水を1.8ml加えた。この液にA液を1ml加えて混ぜ、3分間放置した
8−7の後、B液1mlを加えた
9−さらに20分放置後540nmにおける吸光度を測定した
生物資源科学実験
亜硝酸ナトリウムの定量
目的
ハムやソーセージなどの食肉加工品中の亜硝酸イオンの定量を行う。
さらに既知濃度の亜硝酸ナトリウムを試料に加え、算出された定量値から本実験の添加回収率を検討する
試料
市販の食肉加工品(ハム)
試料の調整
1-飽和ホウ酸ナトリウム溶液
2.5gを沸騰した蒸留水約50mlに溶解し放冷後、ろ過した
2-フェロシアン化カリウム溶液
53gを蒸留水で溶解し50mlに定量した
3-酢酸亜鉛溶液
11gを1.5mlの酢酸と蒸留水で溶解し50mlに定溶した
4-スルファニルアミド溶液(A液)
25gを6Mの塩酸で溶解し50mlにした
5-ナフチルエチレン...