<課題>
子供の環境の重要性と遊びを通した総合的指導の観点から子どもにふさわしい園生活と保育形態について論じなさい。
<講評>
経験を踏まえ、園生活をイメージしながら、検討を展開してあります。総合的指導の目指す方向なども意識しておくと、自身の実践力が高まるでしょう。
<引用・参考文献>
『新しい保育講座6 保育方法・指導法』大豆生田啓友、渡邉英則編著(ミネルヴァ書房、2020)
2021年度 明星大学通信教育学部 PB3022 保育・発達論 1単位目の合格レポートです。
PB3022 保育・発達論 1単位目
<課題>
子供の環境の重要性と遊びを通した総合的指導の観点から子どもにふさわしい園生活と保育形態について論じなさい。
私は5歳の頃に父が転勤し、2つの幼稚園に通った経験がある。1つ目の幼稚園は横割り保育で、遊びを中心とした自由保育を行う、いわゆる「のびのび系」の幼稚園だった。2つ目の幼稚園は50年以上の歴史を持つモンテッソーリ教育が取り入れられた縦割り保育の幼稚園だった。この課題では、私の2つの種類の幼稚園に通った経験をもとに、子供にふさわしい園とはどのようなものであるかについて論じたい。
1つ目の幼稚園は自由保育だったため、登園してすぐに外で遊ぶ子供、図書館にこもって絵本を読む子供、教室でおままごとや折り紙をして遊ぶ子供など、一人ひとりがその日にしたいことを尊重してくれる幼稚園だった。1日が終わる頃には、服が泥だらけになっている子供もいれば、膝に大きな擦り傷を負っている子供がいるのは当たり前で、いかにこの幼稚園が子供の主体性を大切にしていたかが分かる。そのため、卒園して20年経った今思い返しても、1つ目の幼稚園では先生や友達と「遊んだ」記憶し...