通信教育学部の方で、一番最初に挑まれるのが「教職入門」だとよく聞きます。しかし、『どのように書いたらよいのか』、『教育愛と権威とはどう表現したらいいのか』と迷われる方も多いと思います。採点者の先生の講評も付けたうえで、通信教育学部のレポート作成の第一歩として、参考にしていただければ幸いです。
1 単位目 課題
1.教員養成の歴史について論述せよ、2.教職の専門性について論述せよ
2単位目課題
1.現代の教員に求められるものについて論述せよ 2.教育者に求められる愛と権威について論述せよ
明星(通信) ☆教職入門 1・2単位目セット☆ 2020合格レポート
課題 1単位目
1.教員養成の歴史について論述せよ、2.教職の専門性について論述せよ
講評1 教員養成の歴史が的確にまとめられています。
講評2 教職の専門性についてよく言及されています。
(1)教員養成の歴史は、明治維新後の新政府により、鎖国によって遅れた国力を増強するために明治5年に「学制」を設定したことから始まる。同年には東京に師範学校が設置された。明治12年には学制の不足を訂正するために「教育令」が公布されたことから、師範学校の設置を各県に義務付けられた。明治14年には「師範学校教則大綱」により初等から高等師範学校といった師範学校の各階級が制定された。明治19年、初代文部大臣により5つの「師範学校令」が公布され師範学校は、尋常師範学校と高等師範学校に分けられ、尋常師範学校は各府県に1校設置する原則が確立されたことにより師範学校の体系化と教員養成の意義が定着した。しかし、師範学校令は明治30年に廃止され、新たに「師範教育令」が制定されたことにより女子の師範学校が独立するようになった。大正時代に入ると、学制が...