理学療法士の臨床実習は、デイリーノートやケースノートの提出が義務付けられています。昨今の臨床実習ではレポート作成方法などを見直し、より実践的な教育を目指せるよう法律や環境の整備が進んできています。しかし、それらの文書、書類の提出に際して日本語表記の口語体、文語体を把握できていない学生は今なお非常に多く見受けられる状況です。そこで、学生がスーパーバイザーに対して失礼のない文書の書き方を実践できるよう、レポートの考え方を通して、デイリーノートやケースノートなど、日々のポートフォリオの書き方の参考になるようまとめたいと思います。
この書き方内に含まれる言葉遣いをよくまねしていけば、失礼のないレポートに仕上がること間違いなしです。助詞や助動詞、反意語、口語体、文語体など間違えやすいことも多いですので、誰かに読んでもらうものであると言う姿勢の下、失礼のない内容で書き上げられることを願っています。
そのうち第2弾、第3弾として、「は」「が」「を」「しかし」「また」「そして」などの接続文字の参考例やケースノートに使える題材などを作っていきたいと思います。
理学療法士の臨床実習におけるレポートの書き方
趣旨
理学療法士の臨床実習では、デイリーノートやケースノートの提出を義務付けている学校は非常に多いと思われます。昨今の臨床実習ではレポート提出を見直し、より実践的な教育を目指せるよう法律や環境の整備が進んできています。しかし、それらの文書、書類の提出に際して日本語表記の口語体、文語体を把握できていない学生は今なお非常に多く見受けられる状況です。そこで、学生がスーパーバイザーに対して失礼のない文書の書き方を実践できるよう、レポートの書き方と題して、デイリーノートやケースノートなど、日々のポートフォリオの書き方をまとめていきたいと思います。
はじめに
レポートにおける「はじめに」であるが、多くの学生が○○によって××を呈した症例の評価、治療を行う機会を得たので報告する、の一文の下に書き始めることが多いのではないでしょうか。しかし、機会を得たということは、選んでいただいた、やらせていただいたなど受動的な状況を自ら吐露していることになります。臨床実習においては学生の能動的、主体的な参加が望まれており、授業の一環という学校内の意識で受動的にい...