中央大学法学部通信課程【刑法各論】2020年度第2課題 合格レポート〔評価:A〕
第2課題
〔設問〕
窃盗罪における「不法領得の意思」について、以下の問いに答えなさい。
(1)「不法領得の意思」とは何か、説明しなさい。また、通説・判例が「窃盗罪が成立するためには不法領得の意思が必要である」と解する理由を述べなさい。
(2)中大多摩キャンパスの近くに住むXは、中大生ではないが、白門祭期間中の日に大学内で各種のイベントを見物していた。Xは、正午ころ、近くのコンビニへ弁当を買いに行こうと思い、大学内の駐輪場に置かれていた中大が所有する自転車(価格は約2万円)に無断で乗り、モノレールの駅の近くにあるコンビニまで行って弁当を買い、ふたたび同駐輪場へ戻り、その自転車を元の位置に戻した。その間に要した時間は約10分、駐輪場からコンビニまでの距離は約500メートルであった。また、Xは、その日の夕方、帰宅しようと思ったが、歩いて帰るのが面倒になったので、ふたたび上記の自転車に乗り、中大から約1キロメートル離れた自宅近くでその自転車を乗り捨てて帰宅した。Xの罪責を論じなさい(ただし、建造物侵入罪の成否を検討する必要はない)。
中央大学法学部通信課程【刑法各論】2020年度第2課題 合格レポート〔評価:A〕
第2課題
〔設問〕
窃盗罪における「不法領得の意思」について、以下の問いに答えなさい。
(1)「不法領得の意思」とは何か、説明しなさい。また、通説・判例が「窃盗罪が成立するためには不法領得の意思が必要である」と解する理由を述べなさい。
(2)中大多摩キャンパスの近くに住むXは、中大生ではないが、白門祭期間中の日に大学内で各種のイベントを見物していた。Xは、正午ころ、近くのコンビニへ弁当を買いに行こうと思い、大学内の駐輪場に置かれていた中大が所有する自転車(価格は約2万円)に無断で乗り、モノレールの駅の近くにあるコンビニまで行って弁当を買い、ふたたび同駐輪場へ戻り、その自転車を元の位置に戻した。その間に要した時間は約10分、駐輪場からコンビニまでの距離は約500メートルであった。また、Xは、その日の夕方、帰宅しようと思ったが、歩いて帰るのが面倒になったので、ふたたび上記の自転車に乗り、中大から約1キロメートル離れた自宅近くでその自転車を乗り捨てて帰宅した。Xの罪責を論じなさい(ただし、建造物侵入罪の成否...