設題:心理学の研究法のうち、面接法と質問紙調査法について述べよ。に関するレポートです。
指摘:質問紙法に関する記述が非常に良くまとめられている。との旨、指摘を受けました。
評価:A評価をいただきました。
参考資料としてご活用ください。
心理学の研究法のうち、面接法と質問紙調査法について述べよ。
【序論】人間を知るための科学とは、長い歴史の中で古くからあったテーマであり、それには社会学や人類学、言語学といった学問が挙げられる。心理学もまた、人間を知るための科学のとして発達してきた学問の一つである。今回、この学問の発達に欠かせない科学的手法である、研究法の中にある面接法および質問紙調査法についての特徴や実施上の留意点などについて述べていく。
【本論】まず、面接法について述べる。面接法は、研究者が対象者に対して直接会い、様々なことを尋ね、その回答を記録する形でデータを収集する。双方のコミュニケーションが行われることで、質問紙法では得られない深い情報や、対象者の意識や経験の全体をデータとして捉えやすくなるため、研究者にとって予測しなかった新たな洞察が得られることが特徴と言える。
しかし、大量の対象者から情報を得にくいことや、面接の仕方によって得られる情報が変わる恐れがあるなどの問題がある。このような特徴から、対象者の経験の全体性や深い意識・動機などを記述するための研究や仮説生成的な研究、または質の良い質問紙の項目を構...