教育の社会学の合格レポートです。レポート執筆がんばってください。
教育社会学
1.近代学校の教師は、近代以前の学校のような見習いの方法を用いつつ養成する職業養成機関ではなく、「教えることそのもの」を職業としているため、学習の動機付けが難しく、教え、教えられるということの成立が難しくなっている。
それに加え、関係課題や地位課題、能力課題などの教師特有の課題が教育行為を困難にさせている。必ずしも勉強したいという生徒ばかりではない大勢の生徒がいる中で、教員にかかる負担は非常に大きい。また、生徒だけでなく地域や親との繋がりも重要視されるため、教師に 求められる資質はますます大きくなってきている。
2.それにもかかわらず、高度経済成長期では、日本社会における大規模な構造変化とそれに規定される人々の教育意識の変容により、急激な教育機会の拡大があったため、学校教育は必要とされ続けてきた。つまり、高度経済成長期以前の伝統社会での自足的な世代サイクルの基盤が高度経済成長期で崩壊し、自分自身の能力で職業を獲得しなければならない社会へと移行したことが、学校教育の大衆化に繋がった。政府から「人的資本論」が提唱され、科学教育を振興し、経済成長に必要な良質な労働力を養成する...