明星大学 通信教育部の「PA1020 教育原理 1単位目 2020年度」の合格レポートとなります。
なかなか合格できない方々に参考にして頂ければと思います。
『1. 教育思想家の考え方に言及しつつ、自分自身のこれまでの教育的体験を踏まえて自分の視点で教育観を述べよ。
2. 明治期の学校教育史の要点をまとめよ。』
1. 教育とは、その言葉を使用する側の視点や立場によって意味合いが異なってくる。一つの側面から見た適切とされる教育は別の角度から見れば不適切とみなされるといったことが起こり、それが当然であるとされる。そうして、教育学者は、教える・学ぶ・引き出すといったそれぞれの視点をもって教育について研究を行っており、実際に教育の実態と結び付け考えることができる。
まず、デュルケムは、「教える」を観点として教育を伝達が重要だと考えており、教育を大人が子どもに対して行われる作用とし、目的としは社会が子どもに対して要求する身体・知・道徳的価値観を植え付けた上でその発達を促すことであるとしている。また、道徳の基本的なものは内在しておらず、道徳という事実を学んでいくことで習得されるとしている。この場合、教育は大人から子どもへ一方的なものとなってしまうおそれが生じてしまうおそれがある。次に、「学ぶ」という観点から教育を考えたデューイは、相互作用を強調して、未成熟、未発達な子どもの能動的な要請によって大人の経験によって得た価値観などから学び、また、大人もまた学んで経験を繰り返し更新することで、相互的な学びがある...