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心理学概論 1単位目
1つ目の課題として、青年期の発達的特徴を踏まえ、中学生・高校生に教師として接する際の留意点をまとめ、以下にて述べることとする。
まず青年期とはいつ頃を指すのだろうか。様々な考えがある中で、私は青年期を10歳代から20歳代半ば頃までだと捉えた。青年期の開始時期を精通や初潮など第二次性徴が始まる頃、終了時期を心理的な親からの独立が始まる頃という理解に基づいている。
上記の青年期における発達的特徴の一つとして挙げられるのは、多様な悩みが見られる時期だということである。その内容は人それぞれであり、多岐に渡るのだが、例えば身体の変化について悩むケースが多い。青年期は第二次性徴と呼ばれる生殖系を中心とした変化だけでなく、心臓や血管系の働きや肺の変化、呼吸器系、筋肉の変化といった体全体の変化も伴う。また、青年期前期には発育スパートと呼ばれる身長と体重が加速する現象も見られる。そのような生徒の悩みに対して、教師は身体の変化をよく理解し、またその変化の進度はばらつきがあることを生徒に丁寧に伝えることが求められる。
また、青年期において自分自身のアイデンティティについて悩む人...

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