数学とは、その名前の通り数の研究、学問の総称である。しかしもっと言うと、数学とは物事を整理する学問である。自然界に起こる様々な現象が、簡潔な数式で表すことができるのである。
人間は初め、厳しい自然と共存していた。その中で人間は、なぜ自然現象が起きるのかという原因の考える能力があった。そして長い時間をかけ、自然現象から法則を発見し、それを未来の予想や道具などに使っていった。それが数学のさきがけとなる自然科学である。研究が進み、たくさんの種類に細かく分かれていき、そのひとつとして数学が誕生したのである。人間にとって考えるということは快楽であり、また直接の関係性がなくても、法則性を発見すること自体が...