なぜ介護等体験が小学校・中学校の普通免許状の取得のために必要なのか,特別支援教育の文脈ではなく,広く教職一般に必要な力との関係で論じなさい。
2018年度C判定
Z1802 介護等体験研究 第 1 設題
(1)
な ぜ介護 等体 験が小 学校・ 中学校 の普通 免許 状の取 得のため に
必要なのか,特別支援教育の文脈ではなく,広く教職一般に必
要 な力と の関 係で論 じなさ い。
これからの社会は,障害のある人もない人も,誰もが相互に人格と個
性を尊重し支え合う,共に生きる社会であることが求められている。介
護等体験は「個人の尊厳と社会連帯の理念」を深めることを目指して,
障害者・高齢者などに対する介護・介助・交流等の体験を行う機会であ
る。障害者・高齢者は特別な人間ではなく,教育上あるいは社会生活上,
特別な配慮を必要としている者で,人間としての尊厳に変わりはなく,
あらゆる個人の生命への畏敬の念を持つことが,人権の尊重につながる。
教師には一人一人の子どもを理解し,可能性を見抜く力が求められる。
平成24年に文部科学省が実施した「通常の学級に在籍する発達障害の
可能性のある特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査」の
結果,小 ・中 学校の 通常学 級に在 籍して いる 児童生 徒のうち ,知的 発...