文章表現法【分冊1】

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    資料紹介

    【日大通信】文章表現法(M31900)課題1 平成29・30年度

    「文章表現法」分冊1の合格リポートでございます。

    「作品の考察・分析も的確で、高く評価致します。」との講評を頂戴し、S評価を頂きました。

    課題:日本人の表現の特色について、テキストでふれてい
    ない点も含めて箇条書きし、それぞれ例をあげて説明
    しなさい。

    少しでも皆様のお役に立てましたら幸いです。
    レポート執筆がんばって下さいね!

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    A:「何だかんだ言って良いわよね、お互いにただ一人の相手がいるって。」

    B:「僕らの仕事は大切な人を思うことなんだ。君達にもそういう人がいるだろ?」

    これらは、2010年代放映の或るテレビドラマから取り上げた台詞の一節だ。私達はこれを読む時、Aが女性、Bが男性の発言だと判別出来る。それは、この中に女ことば/男ことばの使い分けがあり、ことばが話の内容だけでなく、話者の人物情報も与えているから可能となる。話しことばの男女差を示す要素は幾つもあるが、上記二つの台詞をとってみても、終助詞、呼称の男女差が読み取れる。

     私達は、女/男ことばを実際の会話にて常用している訳ではないが、その違いを知識として既に持っている。言語資源は、実際にその集団が繰り返し使ったから成立したのではなく、「ついて語る」言説によって形成されたもので、言説とは大きく三つに区別される。

    一つ目は、作法本・文法書・辞書・教科書等による学問的言説だ。江戸時代の女訓書や明治時代の修身教科書には、女のことば遣いの規範の記述が見受けられるが、それらは、戦後の作法書、現代のエチケット本にまで脈絡と継続している。

    次に、新聞の投...

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