【日大通信】宗教学(B11000)分冊2【平成27・28年度】
宗教学、分冊2の合格リポートです。
講評では、「よくまとまっています。」とコメントをいただいております。
丸写しは厳禁です。あくまでリポート作成の参考程度としてください。
ご使用は自己責任でお願いいたします。
宗教学(科目コードB11100)分冊2
【課題】
次の二問のすべてに答えなさい。
教材(pp.一一二~一二一)の記述を参照し、
1.「古代エジプトの宗教」、
2.「古代メソポタミアの宗教」
の二項目についてそれぞれの特徴を論じなさい。各項目は必ず小見出しで区分して論じること。
〈ポイント〉
古代宗教の研究方法を把握し、崇拝対象の変遷の経緯を考察すること。
〈キーワード〉
考古学、トーテミズム、部族神、国家神、シュメール、ギルガメシュ叙事詩
(以下本文)
古代宗教とは、失われ、忘れ去られた宗教である、あるいは、外側からの圧力によって「殺された宗教」といってもよいだろう。近代に入って、考古学的研究による遺跡・遺物の発掘と、古代文献の探究から基礎資料とともに、未開民族の宗教の研究も参照としながら、破壊された宗教が次第に復元できるようになった。ここで、古代エジプトと、メソポタミアの宗教について見ていくとしよう。
1.古代エジプトの宗教
エジプトの古代文明は、一七九九年、ナポレオンのエジプト遠征において、ナイル川河口のロゼッタ付近でロゼッタ石が発見され、一八二二年、フ...