平成31(令和元)年度姫路大学通信教育課程「こどもの食と栄養」合格済みレポートです。
設題の理解、文章の表現、文字、参考図書、内容の全てで最も良い「1」の評価をいただきました。
不合格のレポートも少なくない科目ですので、レポート作成の参考としてお役立ていただければと思います。
設 題 1
幼児期の発育・発達の特性について説明し、栄養・
食生活の特徴および配慮すべき点、供食上の留意点を
ま と め て く だ さ い 。
健全な食習慣や正しい食事作法が確立され、生涯に
わたって生活全体を律する基盤が形成されるのが幼児
期である。従って、食事を栄養だけでなく生活の中で
考えていくことが大切である1)。
幼児期の発達の大きな特徴として、身体発達が盛ん
であることが挙げられる。幼児期は乳児期ほどではな
いが、身長・体重の著しい増加がみられる時期である。
身長は4歳では出生時の約2倍になり、体重では3歳
6ヶ月~4歳で約5倍にもなる。個人差はみられるが、
ほとんどの場合その子どもなりの成長曲線が描かれる。
立位・歩行・走る・跳ぶなど運動機能も発達するため
動作も活発になり、運動量が増えエネルギー消費量が
多くなる。このように、身体の発育にともない運動機
能が発達するのも幼児期の大きな特徴の一つである
2 ) 。
ーや栄養量を約2~4倍も多く必要とする。幼児期は
胃の容量が少なく消化・吸収機能も未熟であるため、
一度にたくさんの...