佛教大学:M5109日本文学史の第1設題リポート(2019年10月提出→10月末受理)

閲覧数2,300
ダウンロード数4
履歴確認

    • ページ数 : 4ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    佛教大学:M5109日本文学史の第1設題のリポートです。
    2019年10月提出で10月末に受理されました。
    科目コードが違っても同一説題ならば対応可能です。
    フィードバックでは細かな文言の修正はありましたが、文章の構成など参考にしていただければと思います。
    できるだけわかりやすい表現での記述を心がけました。どうぞご参考ください。

    〇第1説題:上代、中古、中世、近世の文学の特質を、それぞれの時代の特性をふまえつつ、下記の諸作品を例にして具体的に説明せよ。〈古事記・万葉集・古今和歌集・女流日記(女性によって書かれた日記)・源氏物語・平家物語・徒然草・近世小説〉
    <テキスト>「原色シグマ新国語便覧 ビジュアル資料〔増補3訂版〕」 国語教育プロジェクト編著 文英堂 2007年

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    〈上代〉
    弥生時代から平安京に遷都までの間を上代と呼び、大和朝廷による中央集権国家へと移行していく時代である。当時の人々の生活は自然の変化の影響を受けた。そこで、美しい言葉で神に祈れば願いが実現するという日常の言葉とは違う霊力を詞章に求め、祭式では言霊信仰を意識した言葉や表現の工夫が見られた。このようにして口承から文学が誕生するが、やがて漢字が日本に伝来し、万葉仮名が考え出され、口承文学から記載文学へと移行することとなる。
    『古事記』
    上・中・下の三巻からなる、現存する日本最古の書物で、序文は純粋な漢文体、本文は漢字の音と訓を交えた変体の漢文体、歌謡は和文体で万葉仮名で表記され、語り継がれてきた日本の言葉や意味を伝える工夫がされている。また、接続語や指示語の多用、同じ語句の繰り返しなどに、語り物としての特色もある。内容は、上巻は神々の誕生から天孫降臨に至る、日本国の建設の由来を語った神代の物語を記されている。中巻は神武天皇から応神天皇までの神話的な伝説が記され、天皇一代ごとに系譜や物語がまとめられている。また、大陸文化の伝来についても述べられている。下巻は仁徳天皇から推古天皇までが収め...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。