日本大学通信教育部 貿易論課題2 2019~2022年度

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    FTA(自由貿易協定)とは、二国間、複数国間、地域間において経済的な統合を目指す
    地域経済統合の形態である。これは協定を締結した国家間で貿易に自由化を行っていくも
    のであり、域内の関税、数量制限を撤廃する域内貿易の自由化を目的とするものである。
    そして日本が締結する FTAは EPA(経済連携協定)とよばれ、FTAのような域内おける
    関税、数量制限の撤廃だけにとどまらず、域内の人、物品、資本の移動の自由化を円滑に
    するために、国内規制の撤廃や経済制度の調和等も含めた幅広い協定である。その目的は
    、日本の経済関係の発展及び、経済的利益の確保に寄与すること、構造改革の推進に資す
    ること、政治、外交戦略上有益な国際環境を形成することである。
    WTO(世界貿易機関)とは、多角的貿易協定
    を行う機関であり、かつて経済ブロック、保護貿易が第二次世界大戦のきっかけであった
    という反省から、貿易自由化をはじめ、生活水準の向上、完全雇用の確保、高水準の実質
    所得と有効需要とこれらの着実な増加の確保、物品・サービスの生産・貿易の拡大、世界
    資源の最適な利用(GATT・WTO設立協定前文)を目的として...

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