精神保健福祉の理論と相談援助の展開(4)

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    資料紹介

    精神保健福祉士通信教育科のレポートです。
    課題内容:地域以降体制を構築する上で、精神保健福祉士の役割について述べよ。
    評価:85/100点

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

     2004年に策定された「精神保健医療福祉の改革ビジョン」において、受入条件が整えば退院可能な精神障害者は約7万人存在するとされ、10年後の社会的入院の解消が掲げられた。しかし、日本の脱施設化は大きく立ち遅れており、精神科病院の平均在院日数は2017年1月時点でも289.8日と欧米諸国に比べて極めて多い。精神障害者の地域移行は、現在の日本の大きな課題のひとつなのである。
     精神障害者の地域移行には、医療機関、相談支援事業所や居宅介護支援事業所などの地域援助事業者、行政など多機関が関わるが、まず最初に入院患者が直接関わるのが医療機関である。医療機関における精神保健福祉士は、入院当初から本人の気持ちに寄り添い、アセスメントを行い、入院前に関わっていた機関や人とのつながりを保ちながら退院への社会的な課題解決を行うことで、早期退院、社会的入院の解消を目標とする。しかし、特に国の方針として退院促進が掲げられる以前からの長期入院患者については、入院直後から関わることはできない。また長期の社会的入院患者の場合、退院することを望まない患者や、退院後の受入先がない、家族が退院を反対している患者なども存在...

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