2019年度佛教大学通信課程 スポーツ論入門の合格済みレポートです。
こちらは2019年度4月以降入学、新テキスト・シラバスに対応しております。
佛教大学は特に罰則が厳しいのでそのままの転用は控えてください。
こちらを参考程度に、新テキスト・自らの考察を付け加えるなどしてご利用ください。
【設題】
自己の運動(スポーツ)体験を通して獲得したもの,これから,獲得しようとしているものを具体的に記述しなさい。
【参考文献】
東海大学一般体育研究室編『健康・フィットネスと生涯スポーツ』大修館書店
私が自己のスポーツ体験を通して獲得したものは、「どんな時でも敵は我なり」というマ
インドである。このようなマインドを得た背景には、約 20 年間続けてきたサッカーの挫折
にある。この挫折が起こったのは中学三年生の頃の出来事である。この挫折が起こるまで、
私はサッカーにおいて順風満帆な選手生活を送っていた。関西の選抜に選ばれたり、海外
の遠征に行ったりと、挫折もなく小さいながらスター街道まっしぐらであった。そして中
学三年生の最後の大会の準決勝に悲劇が襲った。敵にスライディングをもらい右足首が後
の選手生命を脅かすほどの大けがを負った。結果的には、完治するのには一年かかった。
この大けがが原因で推薦をもらっていた強豪校にも行くことができず、サッカー選手の夢
は非現実的になり、将来が見えなくなった。その後治療にも励んだが、サッカーの試合な
どを見ると何か怖くなり、イップスのような状態に陥ってしまった。メンタル面でもかな
り乱れ、リハビリも疎かになっており、自暴自棄になっていた。このような状態の時に、
ずっとサッカーを教えてもらっていた恩師と会う機会があった。悩んでいる私に恩師は、
「己に勝...