倫理学概論 分冊2

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    教材の第4章から最終章までを熟読し、そこに記されているテーマ(事項や問題等)を2つ以上取り上げて、それらのテーマが、国際化やグローバル化が進むとともに、超高齢化社会に突入しつつあるわが国の社会状況において、新たにどのような倫理的意義を持つことになるのか論じなさい。ただし、その叙述の中には、教材の本文からの引用が必ず含まれていなければなりません。

     第四章にある「教育学での自覚の契機」にある、「コンミュニティーとは抽象的な概念でなく、具体的な現実性をもつ。生徒にとって意味をなさないような大きすぎや小さすぎ、また、遠すぎや近すぎがない。」(152頁)では、児童の自覚性、自発性の重要性について述べられているが、それは児童一人の力で自覚することは難しいとしている。そのため、社会からくる出来事を契機にする必要性を示している。また、家族について「親は、子どもが立派に自立できるよう情意的配慮をするだけで、子供からの情意的愛情を期待してはならない」(163頁)、「親が子供から愛情を期待するとたいてい不幸になると断定し、家族の機能を、『子女を育て、位置づけ、かつ社会化する』ことのみにかぎるべしと論じて...

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