「哲学入門」「第一設題」A評価レポート

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    資料紹介

    佛教大学通信教育課程「哲学入門」の『第1設題:全6章のうち、一つの章を選んで、まずその内容を正確に要約せよ(1,600字ほど)。その上で、自分が疑問に思うこと、批判すべきだと思う点を詳述せよ。』の設題で『第2章「刹那滅の哲学-瞬間的存在と連続-」』を選びました。そのレポートです。第1、第2設題それぞれのレポート評価はいずれも「A」でした。ご参考になれば幸いです。

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    全6章のうち、一つの章を選んで、まずその内容を正確に要約せよ(1,600字ほど)。その上で、自分が疑問に思うこと、批判すべきだと思う点を詳述せよ。

    第2章「刹那滅の哲学-瞬間的存在と連続-」谷 貞志 要約
    「刹那滅」とは「すべての存在は今の瞬間にしかなく、それ以外はまるごとない」という、今以外の時間的場所を端的に否定し、「2瞬間以上の同一性をもつ恒常的な私」を解体し、創造的な仮説で可能性を見出す哲学である。インド仏教における「無常」は最終的に「刹那滅」へ展開するが「すべての存在は河の流れのように移り変わっていくもの」というように、多くの場合そこに、生まれてから死ぬまで同一の自分でありながら、生体から死体へと変化する死への消極的な不安や苦悩をイメージさせる。これは「存在がまるごとない」という刹那滅とは異なり、存在の姿や形や性質の示す時間的様相と考えられる。
     「ない」という言葉の使い方には、2つの否定がある。「存在」を否定することで、「非存在」を定立し、知覚されない言語対象である「非存在」が存在するかのように虚構し否定する「相対的否定」と、存在そのものが基体ごと端的に「まるごとない」と...

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