【B評価】小児看護:聖徳大学通信教育部
第1課題第1設題「学童期の健康障害(気管支喘息、アトピー性皮膚炎、糖尿病)の原因、症状、治療、看護について説明しなさい。」
【講評】おおむねまとめられています。気管支喘息の看護について具体的に学習をして下さい。
【参考文献】
・養護教諭 看護師 保健師のための学校看護 岡田加奈子他 東山書房 2012/2/25
・最新看護学 三好信久 東山書房 2001/3/20
・学校保健ハンドブック〈第6次改訂〉 教員養成系大学保健協議会 ぎょうせい 2014/8/29
※本レポートをそのまま提出しないで下さい。参考としてご覧下さい。自学に励まれている皆様のお役に立てれば幸いです。
1
第 1 課 題 第 1 設 題
学童期の健康障害について、代表的なものに気管支喘息、
アトピー性皮膚炎、糖尿病がある。
気管支喘息は気道が慢性炎症をおこし、発作的に喘鳴を
伴う呼吸困難を繰り返す疾患である。発作は炎症で過敏な
状態の気道に様々な増悪因子が作用して誘発される。憎悪
因子にはアレルゲン(ダニ、ホコリなど)の他、激しいス
ポーツ、温度変化、ストレス等がある。主な症状は喘鳴、
咳、呼気性の呼吸困難であり、夜中から明け方、季節では
春や秋におきやすい。年に数回季節性に喘鳴がみられる軽
いものから、毎日喘鳴が持続し週に1回以上中~大発作が
おこり、日常生活や睡眠が障害されるものもある。治療は
発作の憎悪因子を可能な限り除去することと、長期管理薬
や急性発作治療薬を使った薬物療法である。学校において
は生活環境から可能な限りアレルゲンを除去し、薬物を含
2
めた対応方法を家族と相談しておくことが必要である。宿
泊を伴う活動では子どもに服薬確認を行うなど予防措置
を行うのが良い。喘息発作時は、椅子に腰掛け楽な姿勢を
とらせ、可能な限り水分をと...