国文学史Ⅱ 分冊2

閲覧数2,267
ダウンロード数8
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    H29-30年度の日本大学 国文学史Ⅱ 分冊2の合格レポートです。
    拙い文ですが、参考になれば幸いです。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    国文学史Ⅱ 分冊2
    新感覚派の文学作品の特性について述べ、代表的作家とその作品について解説せよ。
    ポイント→小説表現への革新運動、「現実」への態度、私小説への反発、関東大震災の影響
    キーワード→文芸時代、擬人法と意識の流れ、横山利一、川畑康成
    大正後期から昭和初期にかけて、さまざまな文学運動が起こった。新感覚派の誕生もそ
    の一つであり、横光利一・川端康成らを中心とした 14 名が、大正 13 年に雑誌「文芸時代」
    を創刊した。その後、文芸批評家の千葉亀雄が彼らグループを指して「新感覚派の誕生」
    と評したことが起源とされている。新感覚派の特徴は、小説に擬人法・比喩・倒置・意識
    の流れといった様々な技法を用い、小説表現の革新を目指すものである。この革新は、私
    小説への批判を含有している。私小説は、事実をありのままに描写するリアリティを主張
    している。すなわち、人々の共同意識が強固となって構成された「現実」と〈私〉の関係
    性が安定している際、私小説のリアリズムが成立する。これに対してこの時代の若者らは、
    関東大震災以降の近代化により「抽象的観念的存在」へと変化していった。その結果、〈...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。