教科生活 第一分冊

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    <はじめに>
    小学校学習指導要領解説生活科(2008 )によると、生
    活科は「具体的な活動や体験を通して、自分と身近な人々、
    社会及び自然とのかかわりに関心を持ち自分自身や自分
    の生活について考えさせるとともに、その過程において
    生活上必要な習慣や技能を身に付けさせ自立への基礎を
    養う」ことを目標としている。この目標を達成するため
    に、①「自然と自分とのかかわり」②「社会と自分との
    かかわり」③「自分と自分自身とのかかわり」という三
    つで内容が構成されている。
    そこで、本レポートでは、生活科にしかない固有の特
    色として三つの内容ごとに、子ども自身の自然や社会と
    のかかわり及びその教育的価値について、具体的な生活
    科の教材内容(モノ、コト、場)に即して解説する。
    <①自然と自分とのかかわり>
    この学習内容は四季を軸に単元展開が組織されてお
    り、生活科指導のポイントの一つでもある。現行の学習
    指導要領で重要視されている、「気づきの質を高める」と
    いうフレーズに最も関係する領域が、児童の科学的思考
    につながる側面である。自然と関わる中でどのような気
    付きが深まるのか、栽培活動、飼育活...

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