術直後の看護

閲覧数3,316
ダウンロード数2
履歴確認

    • ページ数 : 13ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    病棟の勉強会用にまとめました。看護学生の事前学習、新人看護師の自己研鑽の参考にしてください。

    参考文献:医学書院 臨床外科看護各論 
         北島政樹、江川幸二

         消火器外科ナーシング 春季増刊 術前術後ケア     島田光生

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    術直後の看護
    はじめに

    手術直後の患者は、手術侵襲によって生理機能が損なわれており、麻酔で意識レベルが低下している。覚醒してバイタルサインが落ち着くまでは一定の時間が必要で、術後24時間は術後合併症が起こる可能性が最も高いと言われている。そのため、各種モニターから得られるデータと、患者の状態を注意深く観察して、異常を早期発見することが必要である。

    術直後のバイタルサイン観察ポイント

    意識レベル

    麻酔により意識混濁がおこるため、麻酔覚醒時より意識の覚醒状況を確認する。

    呼吸

    麻酔の影響によって呼吸が抑制され、呼吸数の減少や低換気、低酸素症をおこしやすくなる。低換気状態(呼吸不全等)になると、酸素を十分に取り込めなくなり、二酸化炭素が排出できずCO2が蓄積、血液が酸性に傾く呼吸性アシドーシスを引き起こす。

    また、挿管をすることにより気道内分泌物が増えるため、性状を観察するとともに咳嗽反射がしっかり出来ているか確認する。

    観察ポイント

    観察方法・対処法

    気道確保

    気道閉塞や舌根沈下はないか
    口腔内に分泌物はないか
    呼吸苦はないか
    肺雑音はないか
    胸郭の動きはどうか
    閉塞...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。