多くの資料に目を通し、社会保障の概要、各制度の仕組みと役割のポイントをまとめています。科目習得試験と合わせ最終A評価でした。
レポートの評価は以下の通りです。
レポートの参考に役立ててください。
【レポート評価】 "社会保障の大枠と社会保険および生活保護の役割がキーワードを使用し、よくまとめられています。ポイントなどもしっかりと理解してまとめられた大変良いリポートとなっています。"
※レポートの丸写しはご遠慮ください。
社会政策(L31600)
社会政策論(R32100)
分冊1 新教材
日本の社会保障の仕組みと役割について説明しなさい。
キーワード:社会保険、公的扶助(生活保護)、防貧、救貧、生活保障
日本の社会保障の仕組みと役割について、以下、論じる。
わが国では、1947年に施行された日本国憲法第25条において、「生存権」が規定された。これを受けて、1949年に設置された社会保障制度審議会による1950年の「社会保障制度に関する勧告」の考え方を基本とし、日本の社会保障制度は、社会保険、公的扶助、社会福祉、公衆衛生の4つの分野で構想された。
まず始めに、社会保険制度であるが、これは、保険料を支払った人々が、給付を受けられるという自立・自助の精神を生かしつつ、強制加入の下で所得水準を勘案して負担しやすい保険料水準を工夫することで、社会連帯や共助の側面を併せ持っている仕組みである。相互に連帯して支え合い、それでもなお困窮する場合には必要な生活保障を行うという役割を担っている。現在は、以下の5種類がある。①医療保険制度。全ての国民に医療サービスを提供する制度である。国民の安心や生活の安定を...