肝動脈塞栓術 腹部血管造影 TACE/TAE アンギオ

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    資料紹介

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    TACE(腹部血管造影検査)

    血管造影(アンギオ)とは、カテーテルを使い血管内に造影剤を注入し、連続的に撮影する方法であり、血管の異常の有無、腫瘍の部位および性状診断の目的で施行される。IVR(インターベンショナル・ラジオロジー、カテーテルによる放射線科治療)への応用としては、肝細胞癌(HCC)に対する動脈塞栓術(TAE)、肝動脈注入化学療法(TAI)が確立されている。
    術後合併症

    一過性の季肋部痛・発熱・肝機能悪化はみられるが、術後7~10日目には治療前の値に回復する。

    黄疸や腹水が出現したり、肝機能悪化が遷延したりする場合は、肝切除後に準ずる厳重な管理が必要となる事がある。疼痛・発熱が続く場合には、肝膿症・肝梗塞・胆嚢炎・胃十二指腸潰瘍の合併を疑い、CT・超音波・内視鏡などの検査結果から、病態に応じた治療が必要となる。

     穿刺部の圧迫による重篤な合併症として、下肢の虚血および大腿静脈の長時間圧迫により、下肢うっ血から血栓が形成されることがある。血栓は、安静解除と同時に肺に逸脱し肺梗塞をきたすこともあるため、過度の圧迫には特に留意しなければならない。
    手術前日

    Pt入...

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