日大通信 平成29・30年度報告課題 英語史 分冊1 合格レポート

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    資料紹介

    課題: 1.ノルマン人の征服とその言語的影響について述べよ。

    2.英語の歴史(OE~ModE)における母音の変化について述べよ

    についてのレポートです。

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    日大通信 平成29・30年度報告課題 英語史 分冊1
    1 イングランドのことばは、10世紀頃までウエストサクソン、ケント、マーシア、ノーサンブリアの4つの方言であった。1066年のノルマン人の征服がこれらの方言にどのような言語的影響を与えたのか、古英語から中英語への変化を捉えて、考察を行う。

    まず、ノルマン人の征服(以後「征服」という。)とは、フランスの北西部のノルマンディー公ウィリアムが、イングランドの王位継承権を主張し、1066年1月に新聖王エドワードの死後王位についた貴族ハロルドを破り、同年12月、イングランド王ウィリアム1世となったことをいう。ウィリアム1世の母語はフランス語(ノルマンディー方言)であり、13世紀初めまでの200年間、フランス語がイングランドの支配階級のことばであり、公用語となった。一方、英語は低身分層のことばになった。しかし、13世紀後半から貴族のフランスへの関心が薄れるにつれ、英語は上流階級でも用いられ始め、やがてすべての階級の日常語となり、さらに1362年には公用語となった。

    征服が古英語に与えた影響として、まず、語彙に関して、征服以前はフランス語から...

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