S0628社会学概論(第2設題)佛教大学通信教育課程

閲覧数1,631
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    A判定合格をいただいたレポートです。ご自身の学びにご活用ください。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    「異文化理解の障壁となる考え方について述べよ。」
    1、エスニシティ
     1950年代半ば以降、アメリカ合衆国の各地で黒人による公民権運動が盛り上がりを見せ、1960年代後半から1970年代にかけてヨーロッパでも地域主義運動が活発化したことなどから、こうした社会現象を説明するための概念として「エスニシティ」が用いられるようになった。
     エスニシティとは、英語圏で行われてきた研究を中心に使われてきた概念で、文化的・心理的特性にもとづいた社会集団の社会的・政治的な分類の基準として用いられている。
    エスニシティの定義は、その複雑で多元的な性格のため、一様ではない、「客観的定義」のアプローチでは、顕在的な文化的特性や心情(共通の祖先・出身地域・慣習・宗教・言語・身体的特徴・価値観など)にもとづいてエスニシティを規定しようとするものである。
    「エスニック境界論」ではそのような文化的特性は固定的なものではないと考え、だからこそ集団の文化的内容を問題にするのではなく、他の集団との相互行為の中で集団間の「境界」がいかに生成され、維持されるのかに研究の焦点を当てている。
    「主観的定義」では、非実在論的な視点...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。