日本大学通信教育部の合格レポートです。
お時間のない方や、内容にお困りの方に参考にしていただければと思います。
講師からの評価にタイトルをつけるとより良かったとありましたので、参考にされる方は是非!
完全コピーだけは申し訳ありませんがご遠慮ください。
本レポートは人間発達の仕組みについて論ずるものであるが、まず人間発達の仕組みに入る前に他の動物と人間との違いについて触れておきたい。スイスの動物学者であるポルトマンによれば、哺乳類は留巣性と離巣性に分けられるとしたが、人間はどうやらその中間にくみする部類であるようだ。簡単に言えば、前者の種は多産であり後者の種は誕生時から生きる力を蓄えている。しかし人間はこのどちらにも当てはまらない特殊な種であるといえるのである。また、初期経験でも人間と他の動物とでは差が出ている。ある例では、カモは生後16時間ほどで動く大きな対象をとらえ、多くはそれに習った行動をする。これをインプリンティングと呼び、この時期が臨界期である。しかし人間の赤ちゃんは生後すぐ一時間ほど目が覚める瞬間があるというが、この時点では何かをとらえ感じることはできず、目を使って周りの情報を得ようという行動をするには約130日ほどかかるとされている。さらには生後6か月を過ぎたころから現れるいわゆる人見知りといった現象は人間特有のものだとされており、このころが赤ちゃんがはっきりと周りを認識しだすころだとされている。
それでは具体的に人...