日本法制史1

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    「明治初期から明治40年刑法までの刑法史について罪刑法定主義をキーワードにして論ぜよ」2000字です。

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    法学日本法制史

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    【日本法制史 第1課題】

    明治初期の「新律綱領」「改定律例」から旧刑法(明治13年刑法)、明治40年刑法に至るまでの刑法史について、「罪刑法定主義」をキーワードとして、各法の特徴や思想に言及しながら概観しなさい。なお、ボアソナードの刑法思想についても必ず触れること。
     明治政府は、明治2年から組織的刑法編纂を始め、明治2年10月7日には寛恕を旨とする新律選定が命じられ、明治3年2月には原案がまとまったとされる。水本成美ら律令学者によって進められ、完成した新律綱領は、律系統の刑法典であり、西欧法の影響は全く見られなかった。明治3年12月27日に、上諭を付して、全国各府藩県に頒布された。明治4年7月の廃藩置県後に完全実施された。新律綱領は、確定した法典ではなく、その後追加修正法令が数多く出され、それらの法令や改正事項をまとめた法典「改定律例」が、明治6年6月に頒布され、同年7月10日より施行された。これらは、犯罪類型を細分し、身分、行為態様、損害額、損害程度等との相関で刑を定め、選択の余地なく正確・確実に刑を導き出す、律的合理主義を採用しており、律型罪刑法定主義を示していたと言える。新律...

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