生徒・進路指導論 2単位目

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    資料紹介

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    生徒指導上の問題とされる行動、問題行動は非社会的行動と反社会的行動の2種類に分類される。今回は反社会的行動について知識を深めていきたい。

    反社会的行動とは、家庭内暴力、校内暴力、いじめなど他人に迷惑や危害を及ぼす行為であり、1990年代以降、子供全体のイライラと抑うつ、衝動性が顕在化し問題行為は一般化する傾向を強めている。行動特性として集団暴力からはじまり、家庭内暴力、校内暴力

    いじめ薬物乱用など様々である。近年の少年非行の傾向として ①低年齢化。16、17歳の非行が増えている。②女子の非行の増加。③殺人・強盗・強姦のような凶悪犯で検挙される少年の増加 ④初発型非行の割合が増える傾向であり、非行の一般傾向が強まっている。言い換えると、過去に非行歴のない者が非行にはしる“いきなり型”が増えている。⑤金銭目当ての犯行 ⑥被害者としての少年の増加 である。これらの行動の裏側には子供の心理状態が見事に反映されている。考えられる原因は様々であるが、2000年に起きた一つの事件を例にとって考えていきたい。

    高校一年生15才の男子が、サバイバルナイフを持って隣の家のIさん宅を襲った。少年は「皆...

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