日大通信合格レポ:【分冊1】金融論

閲覧数1,439
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    課題「次の2問すべてについて答えなさい。
    1. 貨幣乗数仮説とその問題点について述べろ。
    2. マネタリーベースがマネタリーコントロールにおいて
      適切でないと言われる理由を説明しろ。」

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    中央銀行のバランスシート視点で考えると、マネタリーベースの増加とは、中央銀行が市場から債権や手形を購入し、代わりに現金(銀行券)を発行、もしくはリザーブを増加させる事を意味する。この際、債権・手形は資産、現金・リザーブは負債となる。市中銀行がリザーブを下ろしたとしても、結局は代わりに日本銀行券という借用証書を渡すだけであり、中央銀行の負債額合計は変わらない。次に、市中銀行視点で考えると、上記により資産である現金やリザーブが増え、その資金を元に融資を行う。融資した現金が市場を巡って、別の企業からの預金になり、その預金を使って更に融資する。これら一連の信用創造によりマネー残高が増える。つまり、マネタリーベース増加により、マネー残高は増えるという事になる。当初の資金供給量と最終的な信用創造の比率を貨幣乗数と言い、マネー残高がマネタリーベースの何倍になるかを表した数字である。信用創造による比率の為、信用乗数とも言われている。計算方法としては、貨幣乗数 = マネー残高÷マネタリーベースで算出する事が出来る。この貨幣乗数から、資金が市中にどれだけ効率的に供給されているかを読み取る事が出来る。マネタ...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。