刑事訴訟法_分冊2

閲覧数2,800
ダウンロード数4
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    日大通信 刑事訴訟法 合格レポート (分冊2)

    あくまでもレポート作成の参考にご利用ください。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    問い:刑事手続における令状主義について説明した上で、その例外にあたる制度を挙げ、それぞれの制度について概説せよ。
    1.令状主義の意義

     捜査段階における大きな原則が令状主義である。憲法33条および35条は、原則として何人も裁判官の令状がなければ逮捕されることがなく、また住居、書類および所持品について侵入捜索および押収されない旨を保障している。この原則を令状主義という。すなわち、強制処分を行うためには、令状がなければならないというわけである。

     令状主義は、強制処分法定主義を手続上保障する役割をする。事前に司法権が個別の令状によってチェックをして、そのチェックを通った強制処分のみが許されるという考え方だからである。司法権による捜査機関の抑制といえる。

     この令状主義で重要なことは、①事前のチェックであるということと、②事件ごとの個別具体的なチェックであるということである。事後チェックでは人権保障の程度が弱いし、包括的な令状というものではやはり人権保障に十分でないからである。

     このように憲法は、令状を要求することで、手続面から人権保障を図ろうとしているのである。法定手続によっての...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。