聖徳 通信 病院臨床心理学 第2課題

閲覧数2,274
ダウンロード数9
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員660円 | 非会員792円

    資料紹介

    【評価】A

    文末に参考文献を記載してあります。

    (書名、著者・編者名、出版社名、発行年月日、全て詳しく記載)

    課題名:
    人間の一生における発達課題学説について代表的な学説を1つ取り上げ、各時期の発達課題についてそれぞれ説明しなさい。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    第2課題 第1設題
     病院の小児科や精神科において、クライエントの問題を解決するにあたり、『発達の観点』から心理査定を行うことは、非常に重要である。ここでは、エリクソンの漸成的発達論を取り上げ、各時期の発達課題を示すとする。

     フロイトの身体的発達段階を受け入れたエリクソンは、その上で、社会的・文化的発達段階の観点から、個人はそれを取り巻く社会や文化と切り離して考えることはできないと主張した。このような個人への理解にあたり、エリクソンは人の人生を8つの段階に区分し、各段階で達成されるべき課題と、それが上手く達成されなかった時の危機的状態を示した。(「課題 対 危機的状態」)

     第1段階は、出生後から1歳くらいまでの「乳児期」である。乳児は養育者の行動を通じて、自分および外界との信頼性を形成する。しかし、母親が乳児の欲求を的確に満たせない場合は、乳児は自分や外界への不信感を形成することになる。そのため、この時期は「基本的信頼 対 不信」の時期であるとした。

     第2段階は、1歳から3歳くらいまでの「幼児期前期」で、この時期では、幼児は母親からの躾によって自らの自立を学ぶ。しかし、母親...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。