【評価】A
文末に参考文献を記載してあります。
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課題名:
病院における臨床心理士の役割とその現状について説明しなさい。
第1課題 第1設題
本レポートは、病院における臨床心理士の役割とその現状について説明することを目的とする。
病院における臨床心理士の役割として考えられることは、主として、専門的職務として要請される①アセスメントと、②心理療法である。そして、これらに③地域臨床における業務が加わることがある。特に精神科や小児科では、何らかのアセスメントができないことには、その専門性は主張できないといってもよいのである。
①アセスメントとは、クライエントの心理査定(や病状の規定)の目的で行う査定・規定のことであり、その内容は主に、ロールシャッハテスト、絵画統覚検査、文章完成法などの『投映法』や、田中ビネー知能検査、WISC、WAISなどの『知能検査』である。臨床心理士はこれらの心理査定を用いて、クライエントが直面している問題や、最適な心理療法の手段、予後の推定などを判断するのである。また、病院や関連施設によっては、そうした専門的なアセスメント以前に、予診を行う場合や、インテーカーの役割を与える場合もある。『インテーカー』とは、クライエントに、「何科にかかればよいのか」、「精神科や小児科ではどのよう...